Addiの輪針 その1

いつもOpalの毛糸ばかりに注目が集まりますが、
今回は今日と明日の2日に分けて、Addiの編み針をご紹介したいと思います。


「腹巻帽子は3号針で編みましょうね!」と言い続けてきましたが、
日本の手芸屋さんにはこれだけ細い針、あまりないんですよね。
毛糸を扱うついでにTutto社のOpal棒針を分けてもらってましたが、
Tutto社は輪針を扱っていませんでした。
会社立ち上げを目前にして、3号輪針がない状況。
これを放置するのはあまりにも無責任だと思ったので、
今年3月ドイツ帰省時に編み針屋さんを探すことにしました。
以前ブログでご紹介したケルンの展示会、
http://d.hatena.ne.jp/koharagi_takochan/20120502
そこでいろんな編み針屋さんに声をかけて回りました。
日本に帰って来てメールをチェックしたら、
編み針の売り込みメールがあふれてましたね。


そのたくさん種を撒いたうちの一社、
Gustav Selter社(Addiのブランドホルダー)
http://www.addi.de/english/selter.php
からはしばらく時間が経ってから丁寧なメールがありました。
「日本の代理店、AsaTsuruを紹介します。
担当のデイヴさんとは英語でメールが可能です」と。


その時の正直な気持ち:
「え、日本国内で買えるの!?面倒な輸入手続き無しで?
しかも日本語でなくてOKって、ものすごく楽じゃないですか!」
「間に一社入ったら値段上がるやんか!飛ばせへんのか!?」
という主人の声は無視無視。。。


朝鶴さんにメールすると即座に返信がありました。
「こんなに大量の編み針、いったいどうするんですか?」
という質問とともに。。。
「売るんです。」という返事だけではあまりにも素っ気ないので、
震災後気仙沼で毛糸とニット製品の会社を立ち上げた経緯を説明しました。
被災地企業の収益となると知り、私達KFSアトリエの活動に
とっても共感してくれたデイヴさんはこう言ってくれました。
「Martina, ぜひ協力させてくれ。うちの利益なんて気にしなくていいし、
AsaTsuruのネット販売価格より安く売ってくれても構わないから。」と。
その時のデイヴさんに言えなかったことをこの場を借りて告白します。
「ゴメンねDave, この時AsaTsuruのホームページ見つけられなくて。。。
だからいくらで売ってるかも分からなかったの・・・」


ここで朝鶴さんのご紹介です。
デイヴさんとヒロミさんご夫婦で運営されています。

最初見つけられなかったHPも、ちゃんとありました。
http://asatsuru.jp/catalog/
編み針以外にも手芸用品が盛り沢山です。
Opalの毛糸以外が欲しい方はぜひご利用下さいね。