『絆』セット

今日は梅村マルティナと気仙沼のタコママ達との出会いをご紹介します。


震災直後、マルティナは被災者に毛糸を届けたいと思いました。
多くの人は、今は水や食料が必要で毛糸なんて不要だといいました。
その時京都のNPO Team Sake http://teamsake.blogspot.com/
の皆さんが「悲しみを忘れるために編み物もいいかもしれない」と
毛糸2玉+腹巻帽子の編み方説明書+輪針の編み物セット
を東北各地に届けてくれたのでした。
(腹巻帽子の編み方説明書は当時12歳と9歳の息子たちが描いてくれました。
 毛糸をお求め頂いた方からご指摘いただく本日まで、誤字が多数あることに
 気づきませんでした・・・)


やはり当時は毛糸どころじゃないという避難所が大半でしたが、ある避難所から、
もっと毛糸を送ってほしいとのリクエストを受けました。
それが当時の小原木中学校避難所。現在のタコママ代表、星美保さんからでした。マルティナとと気仙沼の『絆』の始まりです。


震災から3か月経った6月11日、マルティナは家族とともに初めて気仙沼を訪問し、
小原木中学校避難所に宿泊させて頂きました。
後にその校庭に建つ仮設住宅のことを、生意気にも「気仙沼別荘」と呼ばせて頂くほど泊めて頂くことになるとは、本人も想像していませんでした。


この初回気仙沼訪問時は皆で編み物ばかりしていました。
しかし編み物は誰でもできるものではありません。
編み物の経験がなくても、誰もが制作に参加できるものはないか?
こうして小原木タコちゃんが生まれたのでした。


この気仙沼とマルティナの『絆』のきっかけとなった腹巻帽子用編み物セット、
26日の本ブログで紹介させて頂いてます。
http://d.hatena.ne.jp/koharagi_takochan/20120226